日々是戯言。
* 今日も朝からお出かけで、そんでもって一日お仕事、っと。
* もふもふ。で、今日は行きしのひこーきとか仕事の合間とかに有栖川有栖の『月光ゲーム』を読んでた訳ですが。
* もっとも、『ペルシャ猫の謎』に比べりゃあはるかに良かった訳ですが。<『月光ゲーム』>でもま、やっぱもうちょい要チェック、ですにょん。
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* にゅ。
* ほでもって。さらに今度は森博嗣の『冷たい密室と博士たち』を・・・て、ありゃ?
* て事で、改めて『F』買ってくるまで森博嗣は封印。さーて、代わりに何を読みましょうかねぇ(ごそごそ)
* とか悩みつつ。
* では寝ます。お休みなさいぐー。
さすがへむへむさん、手厳しい評価です。確かにちょっと論理展開に甘い部分があるのがこの作品の欠点ですね。
>アリバイについて
これは探偵役の説明の仕方が悪いんだと思います。要は、「例のアクシデント」のお陰で、本来曖昧になるはずの「あれ」が限定される可能性が出てきた。犯人はそれを恐れて「あの行動」を取った。逆に言うと、「あれ」が限定されるのを恐れなければならなかった人物が犯人であり、各種の傍証によりそれは1人に限定されるってことじゃないかと。
誰にアリバイがあって誰にないか、というのはその時点で犯人も知り得なかったでしょうが、少なくとも自分にアリバイがないことを既に第三者に知られています。だから「あの行動」を取らざるをえなかったし、取り得たわけです。もし他の人物が犯人だった場合、そもそも「あれ」が限定される筈ではなかった以上、キャンプをこっそり抜け出す必要はないわけですし、仮にこっそり抜け出していたなら第三者に「自分にアリバイがないこと」が証明されないので「あの行動」も取る必要がありません。
もちろん、これは犯人が「あの行動」を取った原因が「例のアクシデント」のせいだと仮定した場合の話で、それを決めつけている辺りが強引なんですけどね。
>とある物を使ったギミック
これに関しては、全面的に同意です。最初はギャグか(あるいはそういうモノか)と思いました。
ダイイングメッセージについては、まあこんなもんかと。ミステリにおけるダイイングメッセージは、絶対に決め手にはなり得ないので、ほとんどボーナスクイズ扱いです。
山口雅也の「13人目の探偵士」(東京創元社/講談社ノベルス/講談社文庫)にちょっと面白いダイイングメッセージがありましたよ。
>誰にアリバイがあって誰にないか、というのはその時点で犯人も知り得なかったでしょうが、少なくとも自分にアリバイがないことを既に第三者に知られています。だから「あの行動」を取らざるをえなかったし、取り得たわけです。もし他の人物が犯人だった場合、そもそも「あれ」が限定される筈ではなかった以上、キャンプをこっそり抜け出す必要はないわけですし、仮にこっそり抜け出していたなら第三者に「自分にアリバイがないこと」が証明されないので「あの行動」も取る必要がありません。
そういう説明なら納得がいきますね、確かに。まだ多少の強引感は残りますが、作中の説明よりかなーりスマートですし。
>山口雅也の「13人目の探偵士」(東京創元社/講談社ノベルス/講談社文庫)にちょっと面白いダイイングメッセージがありましたよ。
ほほう。であ、そちらもおいおいチェックしてみますですよー。今日行った本屋さんには無かったので、東京帰ってからぼちぼちと。