* 朝。
* ぐー。
*
あずさ「寝・て・な・い・で、起きなさいっ!(げしっ)」
へむ2「げふぅっ!? ななな、何事!? てか、え、6時? 何なのさ、こんな朝早く」
あずさ「連絡入ったわよ(−− 陣痛始まった、って」
へむ2「え。あ、そなの? うん、そりゃ良かった。うん」
あずさ「だから、私たち先に帰る。アンタも仕事終わったらさっさと帰ってきなさい。後、仕事にも寝坊するんじゃないわよ?(−−」
へむ2「ん(ぽてり) 寝坊はしませんがもうちょっとだけ寝かせ・・・て、ちょっと待てーーーいっ!!」
カニ子「・・・うにゃ? 何カニ〜」
へむ2「今思い出した! 大事な事思い出した!! 俺、帰りの飛行機の予約が『金曜の夕方便』になってる!!」
あずさ「ああ、起きた? 帰るから、すぐ準備しなさい。由宇、アンタもとっとと起きる(−−」
猪名川「ん〜〜・・・何やねんな何やねんな、朝から騒がしい」
あずさ「で。何、アンタ(−− 飛行機の予約の事、職場の方にまだ言ってなかったの?」
へむ2「おう、ちょいドタバタしてて忘れてた。マズいよヤバいよ大ピンチだよ? と、とにかくアレだ、今すぐネットで予約を入れとこう。とりあえず自分のIDで(わたわた)」
猪名川「・・・えーと」
カニ子「・・・何カニ?」
あずさ「だから、そろそろ産まれそうなんだってば(−− 朝の飛行機で帰るから、ほら、二人とも準備しなさい」
カニ子「え? あ、はいはい! 了解カニ!!」
猪名川「・・・て。え、うちら、帰ってええんか?」
へむ2「ああ、いい。帰ってこい。何のかんのは言うたが、実際のトコ、止めるんも酷や思うしな」
猪名川「そか? まあ、あんたがええんやったらええんやけど・・・ほなまあ、アンタもなるべく早う、帰ってきーやー?」
へむ2「おう。とりあえず、残り3席とゆー状況でなんとか予約も成功した。予定通りに帰るから、産まれるのはその後になるよーに君らも祈っといてくれい」
猪名川「おけ。まあ、陣痛始まってすぐ産まれる訳ちゃうらししなー」
あずさ「保つ様、祈っといてあげるわよ(−− じゃあ、仕事頑張りなさいね」
へむ2「へーい。にしても・・・うー。すっかり目が覚めちまったよ(ぽりぽり)」
* と、ゆー訳で今日は朝からちょっぴりドタバタしたのですが。その後入った連絡によると、まだ本当の陣痛じゃなくて『前駆陣痛っぽい』との事。のでまあ、まだもーちょい時間の余裕はありそうなんですが・・・さてさて。どーなりますやらー?
-
* 昼。
* と、気にしつつもとにかくお仕事。ごー。
-
* 夕方。
* 飛行機乗って東京帰還。寄り道一切せずに、速攻帰宅。
*
へむ2「セーフッ! かな?」
はつね「あ、お兄ちゃん! うん、まだ、大丈夫だよ!!」
猪名川「つーか、何や明日になりそな勢いなんやが」
へむ2「え? そなん」
ぴーす「はいー。あの、ちょっと、進みが遅いらしくて」
カニ子「明日の朝くらい、とか聞いたカニよ?」
へむ2「そか。なるほど」
あずさ「で。とりあえず付き添いは一人だけ、って事なんで、まるち残して私たち帰ってきたんだけど」
かえで「・・・行ってあげて、ください。へむへむさんは、是非」
へむ2「あ、うん。おけおけ、飯食ったらまるちと交代してくるさー」
* て事でこれまた速攻病院へ。ごー。
-
* 夜。
*
へむ2「『でさ。なんか、破水しちゃってー。お産始まっちゃったんだけど、来る?』」
まるち「と、あの、ご主人様がお電話で、皆様への伝言を〜(^^;」
はつね「行くっ!!!」
かえで「・・・すぐ、準備を。10分で、そちらに」
猪名川「素晴らしく即決やな、二人とも。まあ、そない言いつつうちも行く訳やけど」
あずさ「に、しても。また随分、急展開したわね?」
ぴーす「そうですね。まだ・・・ええと。23時にもなってませんのに」
はつね「そんなのいいから! 早く行こうよ、お姉ちゃん!!」
あずさ「ああ、はいはい。そうね、とりあえず、行きましょ」
* と、ゆー訳で。
- 22時ちょい過ぎ、子宮口開大3cm。
- 22時40分過ぎ、破水。
- 22時47分、分娩室入室。この時点で子宮口開大9cm。
- 23時43分、子宮口全開へ。
* 上記の様な経緯を経て。結果。
00時01分、無事出産。
* と、あいなりましたー☆<我が子
*
はつね「うわ〜。凄いよ凄いよ、こんなに小さいのにちゃんと動いてるよ!」
カニ子「わ。わ。今、こっち見て笑ったカニよ!?」
かえで「・・・笑う、んだ。産まれたばっかり、なのに」
あずさ「て言うか、目が開くんだ。産まれた直後でも」
猪名川「開くんやなあ。てっきり、しばらくは目ぇ閉じてて開かんのかと思てたんやけど」
まるち「おめでとうございます、ご主人様〜(^^) 元気な、可愛らしいお子様で〜」
ぴーす「本当に、お元気ですねー。手も、足も、ほら、あんなにぱたぱたとー」
へむ2「いやまったく。心音にも呼吸音にも異常は無いし、母胎の方も大丈夫だし。ほっと一息じゃよー」
まるち「あ、はい(^^) 奥様もお元気で、何よりでした〜」
へむ2「うん。に、しても・・・アレだな」
ぴーす「はい? あの、何か?」
へむ2「いや。実はこー、俺の時計だと出産は0時0分ちょうどだったりする訳で。病院の時計との兼ね合いもあって1分にしたけど、いずれにしても何その狙ったかの様な誕生タイミング、と言いたかったりする。実は」
まるち「はわ?(^^; あ、は、はぁ。あの、はい。確かに、あの、すごいタイミングでしたね」
ぴーす「・・・日付が変わった直後、でしたものねー。えと、あの、ですけど、きっと何かの理由で28日が良かったんですよ。きっと、はい」
へむ2「うーん。28日が、ねぇ。何かあったっけか? 28日って」
まるち「さ、さぁ?(^^; 私は、あの、ちょっと思いつきませんけど〜」
へむ2「ふむ。まあ、こゆ時は
この日何の日ででも調べてみるか。えーと・・・
あ?」
ぴーす「・・・あ」
まるち「はわ? ら、乱歩忌? ですか?(^^; と、申しますと、あの、ひょっとして〜」
へむ2「・・・江戸川乱歩先生がお亡くなりになった日、だろうなあ。多分」
まるち「はぁ(^^;;; やっぱり、あの、そうなんですか?」
ぴーす「えっと・・・あ、はい。そうですね。
こちらのサイトさんでも、はい、その様に。ただ、あの、他にも
『なにわの日』だったり
『システム管理者の日』だったりもするそうですけど〜」
へむ2「なるほど。つまり乱歩先生に敬意を払った上で、なおかつ『なにわ』だと。そう言いたい訳だね」
ぴーす「・・・ええっと〜〜〜」
へむ2「なるほどなるほど。うむ、良い子だな。我が子」
まるち「はぁ(^^; あの、はい、もちろん、良いお子様だと思います〜。ですけど、あの、何と申しますか〜」
はつね「おにーちゃーん! 何してるのー!? 赤ちゃん、とっても可愛いよ!!(^^) ほらほら、お兄ちゃんもはーやーくー」
へむ2「おとととと。や、そう引っ張らなくても。行きますよー、今行きますともー」
ぴーす「・・・ええっと。あの、私、ひょっとして余計な事を言ってしまったのでしょうか?」
まるち「はわ?(^^; いえ、あの、そんな事は無い・・・と、思うんですけど〜。あの、はい。多分〜」
* あ、ちなみに身長は50.5cm。体重は3140gでございました。<まいサン>そして上記の如く、大変元気。このまま、すくすく育ってくれると良いですにゃ☆
-
* にゅ。
* でもって、夜中まで病院にいて。さすがにこれ以上は迷惑になろう、とゆーあたりで今日は切り上げ。家に帰ってきましたです。
*
はつね「う〜〜・・・もっと赤ちゃん、見てたかったなー」
カニ子「そうカニねー。ずっと見てても、全然飽きないカニー」
あずさ「いや、退院したらいくらでも見れるんだし(−− 今日の所は我慢しなさい、これくらいで」
へむ2「つか、また明日見に行けばいいべ。つー事で、な?」
はつね「あ、うん(^^) 約束だよ、お兄ちゃん」
へむ2「あいあい。んじゃ、そーゆー所で今日はここまでー。さすがに寝不足なんで、とっととぐーすか寝るですよー」
* て事で。そーれでーはおーやすーみなーさい。
* ぐぅ。