* 朝。
* お出かけごー。
*
へむ2「ふむ。カイジ君の考えてる事がよく分からん・・・のじゃけど。少なくとも、ここでわざと振り込むとか、そんな事は無いよなあ?」
あずさ「無いでしょうね。わざと振り込むんだったら、素直に当たり牌出しとけばいいんだし」
猪名川「せやなあ。うち的には残りの牌持って出たあたりがポイントや思うんやけど。なんや、スリカエする気ぃとかとちゃうん?」
へむ2「どーだろ? うーん」
* と、悩みつつ。とりあえず電車の中ではディクスン・カーの『幽霊射手』。短編なのであっさりしてるぞ、とか、初期の作品はややこなれてない所があるよね、とかございますが。
*
へむ2「それでも不可能犯罪、おおブラボー! を、貫いてるあたりが大変好ましいと思います。てゆーかやっぱいいよなあ、不可能犯罪」
あずさ「・・・・・・(−−」
猪名川「相変わらず好っきゃなあ、あんた。不可能犯罪が」
へむ2「だってそれが推理小説の醍醐味じゃん。つーか、不可能性の無い犯罪なんぞ見てて楽しいかね? 楽しくないよね? ほら、楽しくない」
猪名川「いや。そらまあ楽しゅうはあらへんけど」
へむ2「ああそれなのにそれなのに。現実世界で起こる事件といやあ『バールの様な物』で『ついカッとなって』やるよな物ばかり。まったく世の中馬鹿ばっかりで、夢もチボーもありゃしねぇ」
あずさ「一体どんな夢や希望を求めてるのか、アンタは(−− て言うか犯罪に夢を求めるな、このアナーキー馬鹿」
へむ2「えー。じゃあいいよう、分かったよう。犯罪にゃ夢求めんから代わりに名探偵よこせ。ほら」
あずさ「・・・・・・(−−メ」
へむ2「さあ。今すぐ」
あずさ「無茶を言うなっ!(−−メ 現実世界に名探偵なんか、いる訳無いでしょうがっ!」
へむ2「うーわ身も蓋もねー。とゆー訳で、やはりこの世の中は夢も希望も無い事が証明されました。まる」
猪名川「・・・証明されたんかなぁ。それて」
へむ2「されたって事にしとけ。そーすれば『だからせめて小説の中だけでも夢を見よう』つー結論に落ち着いて、美しいじゃないか」
猪名川「いや、先に結論ありきで会話するんもどないか思う訳やが。なあ、あずやん?」
あずさ「どっちにしろ全却下だから一緒よ(−− どんな結論でも」
猪名川「・・・いやー、内容に関わらず却下、つーんもそれはそれでどないなもんかなあ。まあ、まあ、えーけどやぁ」
* で、到着までに全部読了、っと。ふむ、やっぱ短編物はあっという間に読み終わりますにゃー。
-
* 昼。
* あい。んじゃお仕事ー。
-
* 夕方。
* 帰宅。帰り道では島田荘司、『出雲伝説7/8の殺人』を。
*
へむ2「・・・て。うーん。これはちょっち、トリックが簡単過ぎやせんかね?」
猪名川「はぁ。さよか」
あずさ「だからそう言われても返事のしようが無いんだ、って何回言ったら学ぶのよこのすっとこどっこい(−−」
へむ2「うにゃー。いや、いや、でもアレよ? 『真犯人と目される人間』が出てきた時点で、ほとんど全部のトリックが読めるのはいかがな物かと。つーかだからさー。ぶっちゃけって言うと御手洗出てこい。そしたら多分、ページ数半分で解決するのニー」
猪名川「・・・とか言われたかてなぁ」
あずさ「知ったこっちゃないわよ(−− そんなの」
へむ2「うにょーん。いや、でも、ホント、ねぇ? 主人公の吉敷刑事かて、中盤以降は『こいつが犯人に違いない』て確信してるのに。なのになーんで、そこから真相にたどり着くのにこれだけ遠回りするかなあ・・・」
* まあこれ、トラベル物なので? 『実際に列車に乗って、そこで初めて気付く手がかりが!』つーのに拘った結果なのかもしれませんが。<遠回り>でもなあ。それでもなあ。あれだけ犯人に確信があったら、普通は気付くよなあ。これ(^^;
-
* 夜。
*
へむ2「イギリス」
まるち「はわ?」
あずさ「・・・あ?(−−」
へむ2「と、聞くと何を思い出しますかね、お嬢さんズ」
まるち「はぁ(^^; い、イギリス、ですか?」
へむ2「うむ。なお、『
Forest』で出てきたネタは省く様に。あれに出てなくてなおかつこれぞイギリス、とゆー物は何かないかね?」
ぴーす「はぁ。『
Forest』に出てなくて、ですか? そう・・・ですねぇ。とりあえず、あの、何でもよろしいのでしょうか?」
へむ2「ん、出来れば文学系。つーか小説であれば何でも良し、って感じ」
ぴーす「はぁ。そうですね、でしたら・・・まずはシェークスピア、でしょうか」
へむ2「シェークスピア? ああ、そうか。でも、それはちょっち高尚に過ぎるなー」
猪名川「あ。ホームズ」
へむ2「!! ああ、そうか! イギリスと言えば名探偵だよ、うん!!」
あずさ「・・・・・・(−− 結局。そっちに着地するのね」
へむ2「や、や、や。何で気付かなかったんだろう俺。朝だってフェル博士の活躍読んでたのに・・・て、ああ! H・G・ウェルズもイギリス人か!!」
猪名川「ん? ああ、そうみたいやな。『タイムマシン』がリストにあるし」
へむ2「ふむー。そかそか、なるほど。ウェルズ先生と名探偵。この二本柱があれば、なんとかなりそな気がする。うん」
まるち「はぁ(^^; ええっと、なんとか、と申しますと?」
へむ2「や、
かにしるファイト!でさ。何か途中でイベント起こる様にしたいねー、って話。『
Forest』ネタで行くならイギリス縛りでいきたいしー、ってずっと考えてたのよ。実は」
ぴーす「あ、なるほどー。そうですね、途中でちょっと・・・ですけど、確かに、はい。『
Forest』でしたら、イギリス縛りがよろしいのではないかと」
へむ2「むう。具体的な事はまだまだ全然アレとは言え、少し光明が見えた様な気がするぞ。よくよく考えたらロストワールドネタだって使えるんじゃし。うん、考えてみよう、そういう方向で」
* と、決めた所で。んじゃ今日はここまでお休みなさい。
* ぐぅ。