* お仕事うにゃらん。
*
へむ2「ほーん。お嬢さん、お嬢さん」
猪名川「んー? うちか、あずやんか。どっち呼んどんや?」
猪名川「吸収? へーえ」
あずさ「・・・で? それが何か、私たちに関係あるの?(−−」
へむ2「特には無いっすね。おにーさん、今のところ
PENTAXのカメラ持ってないですし。将来的にも、手ぇ出す確率はちょい低そうですし」
あずさ「・・・・・・(−− だったらいいじゃない。どーでも」
へむ2「や、そーなんですけど。でもそこはそれ、一般ユーザーといたしましては業界の動向は少し気になるとゆーか。ぶっちゃけるとですな、
PENTAX。
この辺のインタビューで
『小さな会社のメリット』を強調してるのに、吸収によってそれが無くなったりはせんかなあ、とゆー」
猪名川「はぁ。そらまあ、そゆ事もあるかもしれへんなあ。なんや『権限委譲された事業部門』とかゆーとるし、専門化されて余所との交通が悪なる、いうんは十分考えられるやろ」
あずさ「だから(−− 考えられるから何だって言うのよ。どうせアンタが買う訳じゃ無し、気にしなくってもいいでしょ」
へむ2「や、そうはおっしゃいますけどー。でもほら、
PENTAXは結構個性的なカメラ出しますので? 吸収によってそれが無くなったら嫌だなあ、と、他人事ながら思う次第なのですよ。ほら、風通しはさておき効率だとか費用対効果だとか言われて今まで通りの芸風を保てなくなる可能性だって」
あずさ「だーかーらー(−−メ 他人事なんでしょ。大丈夫よ、そういうのは当事者の方がもっと真剣に考えてるハズなんだから。アンタがどうこう言わなくても、何とかなるわよ」
へむ2「そりゃまあ・・・そーなんですけど、ねぇ」
* と。そない言うてる間に、続報も出ましたな。当面はPENTAXのまま現状維持ですけど、でも『時間が経てば従来の名前を使い続けるかはわからない』と。むう、やっぱ何つーか、びみょー。
-
* さて。
* とかカメラ業界に思いを馳せつつ。とーりーあーえーず、今はせっせとパソコンばらし。ついでにえろげも放り込めるだけ紙袋に放り込んでみて。
*
へむ2「ふむ。まあ、袋二つ分?」
へむ2「むー。その気になれば明日、まとめて持って帰れるけど・・・やめとくか。袋二つはかさばるし、万が一破れたりしたら、収集つかん」
あずさ「ん(−− 素直に袋二重にしときなさい。言っとくけど、街中でそんなもの散乱させたら速攻見捨てるわよ」
へむ2「そう言わずに手伝っていただけると幸いですわよセニョリータ。まあでも、やっぱ二重袋は重要、でしょう。どーせ秋葉に売りに出るんは年明けてからになるでしょーし、今週は袋一個でのへれんと帰るですわよー」
* て事で。後はのんべり、ネットオークションなぞして過ごしつつ。
*
へむ2「・・・『締め切りまで残り一分』とかゆータイミングで邪魔されるとマッハむか、って気分になりません?」
猪名川「まあ、なるけどな。やけどそーゆーもんやろ、オークションて」
へむ2「そーなんよねぇ。しかもこー、邪魔してきた人の落札履歴見るとどっぷりマニュアルカメラにはまってるのが見える訳で。そゆの見ちゃうとどーもこー、憎めないっつーかある意味同類周を感じるっつーか。でも悔しいので、ギリギリまで値段はつり上げとこうな?(ぽちっ)」
あずさ「・・・・・・(−− で。また予算を超えた額で落札する訳ね?」
へむ2「いや、そーならんよに細心の注意を払っております。払っておりますが、でもせめて万の大台までは乗せときませんとねぇ?」
猪名川「それはその内しっぺ返しをくらう考え方やと思うんやが。ま、程々にナー」
* で、何のかんの言いながらも二本ほどレンズ落札してみたり。ちょっと状態はよろしくなさげな感じなんですけど、まあでも予算が予算ですしー。写りに影響さえ無きゃいいや、って感じで。
*
へむ2「んー。これで大体欲しい焦点域は揃ったし、届いたレンズの状態さえそれなりならこの辺で打ち止め・・・かな?」
猪名川「に、しといた方がええとは思うけどな。やっぱ金使い過ぎやで、あんた」
へむ2「一本当たりの単価は安いんですけどねぇ。で、ね? 実はそれとは別に、欲しい物が一個あって」
猪名川「・・・何や知らんけど、やめとき。それは」
へむ2「聞きもしない内に何故そういう結論になりますかね、君。いやさ、巻き上げレバーのついた銀塩カメラが欲しいなあ、って」
あずさ「どこまで寝言ほざくかこの馬鹿は(−− 今更フィルム? 意味無いでしょ、それ」
へむ2「そうねぇ。意味はあんまり無いけど、でもほら、昔レンズは昔カメラにつけた方がその全力を発揮出来るとゆーか。や、もっと正直に言うとさー。なんだか、右手の親指が寂しいんだよーう。ほんとーにフルマニュアルで構わないんで、巻き上げレバー、じゃこじゃこやりたいのー! のー!!」
あずさ「だーっ!(−−メ 子供か、アンタは!!」
猪名川「んー。やけど、そないな古カメラやったら安いんちゃうん? 別に今更欲しがる人なんぞ」
へむ2「何言ってますかね、お嬢さん。5万とか10万とか20万とかするですよ? そゆカメラって」
猪名川「に?」
あずさ「・・・20万?(−−」
猪名川「・・・はぁ。さよか」
あずさ「・・・・・・(−− 本っ気で間違ってるわね。カメラな人達って」
へむ2「がめらー。いやま、F一桁機ってのはそーゆー存在ですしね。おにーさんは単純に巻き上げレバーが欲しいだけなのでもっと安いのでOK。つーかなんなら、ジャンクでも」
猪名川「ええんかい、それで。つっか、そないに巻き上げレバー、好きなんか?」
へむ2「うーん。自分でもそんなつもりは無かったんだけどね。でも、この所古いレンズに触れてるせいか日増しに昔の感覚が甦ってきてねー。何てのかな、やっぱフィルムを指で巻き上げる、あの感覚には得も言われぬ素晴らしさが」
猪名川「・・・よう分からんなあ。そないなもんなんかぁ?」
へむ2「そないなもんだ。あ、くそ、話をしてたらさらにうずうずとー。ああん、この際何でもいいから巻き上げレバー、寄越せー」
あずさ「知るかっ!(−−メ まったくもう・・・」
へむ2「あ、てゆーか分かった。多分フィルム巻き上げレバーの感覚って、『リボルバー銃のハンマーを起こす』感覚に似てるんだ。だから好きなんだな、きっと」
猪名川「あ、なるほど(ぽむ) そゆ事やったら納得や。オトコノコやな、あんた」
へむ2「常に少年の心をー。つかま、よくよく考えてみるとカメラって色んな意味で銃に似てるよね。確かゴルゴ13でも、『撮影は狙撃と良く似てる』的な発言があったし」
猪名川「どっちもターゲットを『shot』する、つーやっちゃな。ま、何や。家帰ったらモデルガンでも出して遊んどき。それでOKやろ、指先感覚」
へむ2「うん。ただモデルガン、まだ家にあったかどーかがちと不明。最近見かけた記憶が無くて・・・あずあず、憶えてる?」
あずさ「知らないわよ(−− アンタの部屋に無いなら、無いんでしょ」
へむ2「むー。ま、いいや。家帰ってから、探してみますべー」
* まあ、しかし。そうは言いつつ、巻き上げレバー付き銀塩カメラもちっくら、オークションで探しておきますかにょう。まだ相場が分かってないんで断言は出来ませんが・・・何となく、機種さえ選ばなければ万切る価格で落ちてる予感。お安く手に入ると、いーんですけど。
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* にゅ。
* あい。であそーゆーあたりで、今日はここまで。まーだ親指がうずいて切ないのですが、とにかく寝るっす。お休みなさい。
* ぐぅ。