まるちいんさいど。

〜アレ方面のナニですよ?〜



迷路の様な毎日を。
Last-Modified: Fri, 17 Jan 2014 00:32:56 JST

[たわごとにっき]

日々是戯言。


[極月日記一覧] : 2005/12/07 : (コメントが2件あるにゅ)

パラレルげむぶく。

* 今日も朝からお仕事うにゃうにゃ。ほでもって今日は有栖川有栖の『孤島パズル』を読了、っと。

*

へむ2「うむ、これはロジックですな。トリックがほんとに何一つなくて、ロジックオンリー。でまあ、それはいいんですが・・・」
猪名川「が?」
へむ2「が。何かが足らんってゆーかいやつまり。分かりやすく言うと『発想を逆転させるんだよ、ナルホドくん』的要素に欠けるとゆーか」
猪名川「それは分かりやすい言い方なんか? いやまあ、要するに『全部理詰めで分かる』いう事なんやな、て分かるは分かるけどやー」
へむ2「マヨイちゃんのこのセリフは推理物の快感の源の一つを端的に表した良いセリフだと思うのです。て、それは置いといて」
猪名川「戻して」
へむ2「マヨイちゃんはいいキャラですよねぇ。俺もとっととニンテンドーDS買って、DS版逆転やらんと」
あずさ「戻すな(−− 話を進めなさい、話を」
へむ2「にゃ。つまりですな、言ってるうちにまとまってきたんですが、つまり何が足らんかっていうと『否定条件』が足らない。この『孤島パズル』・・・まあ、前作の『月光ゲーム』もそうですが、全ての殺人で全員アリバイが無い。加えて誰かを積極的に否定出来る証拠も、少なくとも犯行現場には無い。と、なると全員容疑者な訳よ。常に」
猪名川「まあ、そらせやわなあ。しかしいつもいつも全員にアリバイが無い、いうんはそれはそれで違和感あるな」
へむ2「まったくだ。アリバイがあったり無かったりする方が自然でないかね、とか思う訳じゃが・・・まあでもそれはさておき。全員容疑者な訳じゃから誰が犯人でも特に意外性が無い。後、否定条件が無いって事はつまり『犯人の作為による全体像のひずみ』がほとんど無いとゆー事なので、発想を逆転させる必要もあんまし無い。その辺が物足りなさに繋がっていくのだな」
まるち「はぁ(^^; そ、そうなんですか〜」
へむ2「ま、その辺ロジックオンリーの作品に必ずつきまとう弊害みたいなもんなんですけどね。でも、やっぱもー少しこー、逆転要素が欲しい所ですなあ・・・」

* 後、ロジック物のくせしてロジックとまったく関係ない、いわゆる『動機』の面からさぐるといきなり犯人が超限定されてしまうのもいかがなものかと思う次第。何なのかしら、この『物理的な否定条件の無さ』と対極的な限定っぷりわ(笑)

-

* にゅ。

*

へむ2「ほでもってー。さらに山口雅也の『13人目の探偵士』も読んでみる、と」
猪名川「あ」
まるち「はわ?(^^;」
あずさ「・・・コラ(−−」
へむ2「ほほう、パラレル英国とな。ふむふむ」
あずさ「コラ(−−メ 待ちなさいって言うか、わざと無視するな」
へむ2「・・・ちっ。で、何ですかな、お嬢様方」
あずさ「言わないと分からない?(−−」
へむ2「いえ? 言わなくても分かりますが、何か?」
あずさ「・・・・・・(−−メ」
へむ2「・・・えー。つまり、ですな。元々、いきなりペースダウンは辛いから徐々にゆっくりにしていこうね、という計画だった訳で。その一環として、『昨日は1冊、今日は2冊』で良いのではないかとワタクシ愚考するのですが?」
あずさ「そこで我慢出来ない様でペースダウン出来る訳無いでしょ、と思うわよ。私は(−−」
へむ2「や、まあ、その辺はほら何てゆーか。ねぇ? てゆっか、昨日1冊な時点で一応ペースダウンにはなってる訳ですし」
猪名川「んー。まあ一応は、そかなあ。確かに」
まるち「そうですね(^^; ここしばらく、ずっと一日2冊でしたから〜」
へむ2「ので。どうか、今日は2冊でOKして頂きたい。明日はまた1冊にしますからー」
あずさ「・・・はぁ(−− まったくもう。分かったわよ、好きにしなさいよ」
へむ2「わーい♪ んじゃさっそく・・・て、あれ?」
猪名川「ん? 今度は何やねん?」
へむ2「いや。これ・・・なんか、文体が妙にゲームブックっぽい。はて?」
猪名川「ゲームブックぅ?」
へむ2「うん。例えば『何々するか、それとも何々するか。早急に決断をしなければならないようだ』とか、『さあ、次はどうする?』とか。読者っつーかプレイヤーに呼びかける表現がやけにあちこちに」
あずさ「ふぅん? でも小説なんでしょ? それ」
へむ2「の、筈だけど・・・あ。しかもこれ、途中で三分岐する。どの探偵に頼むかで、途中の話の筋が変わるっぽい」
猪名川「へぇ。そらまた本気で、珍しい作りやなあ」
へむ2「で、三分岐したのを全部読んでから終章に入ってください、と。なるほどなあ、面白い構成だね、これ」

* て事で一人目の探偵の話から二人目、三人目と順次読了。まあ、犯人・・・つーか『猫』の正体については一人目の探偵話が済んだ時点で結構あっさり見当が付くんですが、うん、なかなか面白くー。

*

へむ2「あ。しかもこれ、ホントにゲームブックでやんの」
まるち「はわ?(^^; あ、そ、そうなんですか?」
へむ2「うん、あとがきで作者が書いとる。もともとはJICC出版から出てた『13人目の名探偵』つーゲームブックだったんだって。それを小説形式に改訂して加筆したのがこれ、と。なるほどなあ」
猪名川「へーえ。えっらい珍しい経緯辿っとるなあ、そら」
へむ2「まったくだよ。しかし、じゃぽね系ゲームブックで俺の知らんかったもんがまだ存在してたたぁなあ・・・世の中、やっぱりまだまだ奥が深いぜー」

* とゆー訳で、ゲームブックのパラレルワールド的世界をうまく利用した良い作品でした。<『13人目の探偵士』>ういうい、満足ー☆

-

* にゅにゅ。

* ほでもって、夕方からは仮眠ぐー。起きたらもう2時過ぎだったりする訳で。

*

へむ2「さて。飯食ってまた寝ますか」
まるち「はぁ(^^; あの、はい。では、すぐに準備いたしますね」
へむ2「よろー。であ、その間を利用してー」

* ぐる。

* Game-Style奢られコラムR更新。今回のゲストはFlyingShine、と。

*

猪名川「・・・揚げパン、美味そうやなあ」
へむ2「美味そうじゃのう。ところでインタビュー中に田所氏の話題が出てたんで思い出したんじゃけど、もみじはっつーか『SEX MACHINE』はどうなったのかのう?」
猪名川「さあ? 発売日未定になってそれっきり、やからなあ」
へむ2「にゅう。このまま発売中止・・・なのかなあ。うーん」

* は、さておき。『進行管理の人間は4人いて、誰かが倒れても他の人間がフォロー』出来る、つーあたりが良い会社ですなぁ(しみじみ)<FlyingShine>えろげ業界、体力的な問題とか色々でそれが出来ないトコ、多いですし(^^;

-

* hueうぇぶいろもんメッセージ更新で・・・いるのか。ジルベールも(笑)

*

へむ2「すごい出演率だな。『狂い咲き』キャラ」
猪名川「つーか、主人公以外全員出とらんか? これ」
へむ2「いや、一応まだ他にも神父とかマリスのおじさんとか。いるにはいるけど・・・まあでも、メインになるキャラは全員出とるわな。主人公以外」
まるち「はぁ(^^; えっと、あの、それはそうと、お食事の方が〜」
へむ2「あ、ういうい。ほであ飯食って、後ちょっくらごちゃごちゃして。んで寝ますカー」

* ちなみに『魔法少女アイ2plus』の情報公開まではもう後少し、との事。待ってるので、早くかっもーん☆

-

* にゅにゅにゅ。

* ほであ、ぼへら〜っとしてるうちに4時になったので、ぼちぼちここまで。

* 再びお休みなさい。ぐー。


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[00001] 2005/12/09 11:11:35
逆転
[投稿者: sawara ]

> 逆転要素
確かにロジックものにはそういった意外性はないですね。というか敢えて忌避している印象があります。もしアリバイのある容疑者がいた場合、それがトリックであるか否かを考慮する必要が生じるので、論理に仮定法が混じってくるんですね。仮定法中心の考え方で推理が進むと、それが唯一無二の解決であるかどうかの判断が付けづらくなってしまいます。
「このトリックを実行できたのはあなたしかいない、だからあなたが犯人だ」と推理しても、実際にそのトリックが使われたかどうかの証明は難しいわけです(パターンとしてはここで唐突に犯人を示す証拠品が登場してお縄となりますが、そんなのがあるなら最初から出せよ、という)。
まあその辺りを嫌う人は嫌って、作中から排除しているのかな、と。

ロジックものって本質はただの論理パズル(川渡り問題など)なので、一旦パズルが解かれ始めると発想力は不必要ですが、それをミステリたらしめているのは、諸状況のどこからどこまでをパズルのピースと見なすか、という絞り込みの部分だと思うんですね。物語の中から如何にパズルを抽出するか、という。逆にいえば、そのピースの隠し方が意外性に繋がってくるといえるのかな、という気はします。

> 13人目の探偵士
このシリーズ、堕落した警察に成り代わって探偵士たちが活躍する世界をわざわざ造っておいて、実際主役を張るのがパンク警官、って辺りがいかにも捻くれていて好きです。
みな短編集ですが「キッド・ピストルズの冒涜」「キッド・ピストルズの妄想」(以上東京創元社)「キッド・ピストルズの慢心」(講談社)と既刊が出ています。「〜慢心」は半分ファンブックみたいな感じですが、残り2冊はお薦めです。


[00002] 2005/12/10 02:13:40
うにゅ。
[投稿者: へむへむ ]

>逆にいえば、そのピースの隠し方が意外性に繋がってくるといえるのかな、という気はします。

んー。少なくとも「孤島パズル」に関して言えば全然隠れてないってゆーか、冒頭の地図を見た時点で「ああ、ここのこれがポイントだな」と、むしろいきなりそーゆー先入観持って物を見てしまう(※)とゆーか(笑)

(※)上記は間違った推理小説ファンの行動です。真似してはいけません(笑)

>みな短編集ですが「キッド・ピストルズの冒涜」「キッド・ピストルズの妄想」(以上東京創元社)

やー。俺も気に入ったので買おうかと思ったんですが、近所の本屋では売ってなく(笑)<キッド・ピストルズ>とゆー訳で、今日秋葉行ったついでに本屋回って探し出してきました。書泉ブックタワーは秋葉の中でも一般書籍に強いから、こゆ時便利ですねぇ。



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