* 朝ー。
*
はつね「・・・ねえ、お兄ちゃん?」
へむ2「うにゃ?」
かえで「・・・何だか、夜中」
はつね「騒がしかった気がするけど。何かあったの?」
へむ2「ああ。あー坊が入院した」
はつね「え!? えええええ、えーーーーーーーーーっ!?」
かえで「・・・な」
はつね「何があったの!? 大丈夫なの!? ねえねえ!!」
へむ2「あー。いや、な。夜中ミルク飲ませようとしてた時に、しばらく様子を見てると呼吸が止まる、と。そう嫁が言い出して」
はつね「こここ、呼吸? 呼吸って、息!?」
へむ2「まあ、簡単に言うと」
はつね「か・・・簡単って、そんな! 息止まったら死んじゃうんだよ!? お兄ちゃん!!」
へむ2「やー。でも、基本的に新生児っつーんは呼吸系が弱い物であってだな。つーか多少の無呼吸は普通にある物であって」
はつね「でも!!」
へむ2「あー、うん。確かにちょっとだけ無呼吸時間は長めだったかなー、と思う。でもありゃ、ちょっち熱出して脱水になってたっぽだから、そのせいだろうっつーんが俺診断」
はつね「そんな理屈言ってる場合じゃないでしょう!? 死んじゃったら、死んじゃうんだよ!?」
へむ2「・・・いや、理屈は大事だと思うんじゃが。てゆーか真面目な話、きっちり水分摂って熱下げりゃあ治るよ、多分。まあ、とか言っててSIDSに繋がってもヤだから救急車、呼んだんだけどさあ」
かえで「・・・しっず?」
へむ2「乳幼児突然死症候群、とゆー奴やね。無呼吸状態からの回復が遅れると死ぬ、つー仮説アリ。まあ、ちと好発年齢からはズレるんで大丈夫じゃないか、とは思いつつ」
はつね「あーもう!! だからそんな理屈なんかどうでもいいよ、お兄ちゃん! それより早く、私たちも病院行かなきゃ!!」
へむ2「いや、ちょっと落ち着きなさいはつねちゃん。今行っても面会時間外だから。後、あー坊本人も元気だから安心なさい、少しは」
かえで「・・・え?」
はつね「え。元気・・・なの?」
へむ2「結構元気だったぞ。そもそも呼吸が止まるたんびに本人叩き起こして呼吸再開させてたから、そっち系で障害は出てねぇし。後は熱と脱水じゃけど、救急車が来る前に水飲ませたからそれでだいぶ回復した風味。どっちかってぇと、寝入りばな叩き起こされた&部屋が暑かったせいで気分悪くなって吐く寸前、だった俺の方がよほど元気が無かったと言えよう」
はつね「それはどうでもいいよー。それよりあっくん、元気なのね? 本当に元気なのね?」
へむ2「・・・うわ。今、ものごっつさらりと流された。や、まあ、少なくとも救急車乗せる時点では元気だったし。乗っちまえば後は酸素もマスクもあるから呼吸が止まって云々トラブルは無いし。病院着いちまや後は言わずもがな。状況悪くなる要素はまったく全然無いと思うよ?」
はつね「そっかー。良かった〜〜〜〜(ほっ)」
へむ2「うい。じゃあそーゆー事でおにーさんがお仕事行ってくる。夜が明けて面会時間になったら、あー坊の様子見に行ったげてくらはい」
はつね「うん! でも・・・」
かえで「・・・お仕事、お休みは取れないんですか? こんな時、なのに」
へむ2「やー。そうは言われてもなー・・・ん?」
はつね「あ、お電話。病院からかな!?」
へむ2「多分。(ぴっ)あーもしもし?」
まるち「『あ、ご主人様〜(^^) あきとさんははい、大丈夫だそうです〜』」
ぴーす「『あの、入院の必要も無い、という事で。これから戻ります!』」
へむ2「あら、そお? つか、何も二人いっぺんにしゃべらんでも」
まるち「『はわ(^^; あ、す、すみません〜』」
ぴーす「『う、嬉しかったものですから、つい・・・』」
へむ2「あーいや、いいんじゃけど。うん、じゃあ、早めに帰ってらっしゃいね(ぴっ) とゆー訳で、大丈夫だそうですじょ?」
はつね「本当に? 本当なんだね? 良かった〜〜(^^)」
かえで「・・・でも。本当に、大丈夫なんですか? もっとちゃんと、調べてもらった方が」
へむ2「やー。俺の診立てと一緒っぽいし、大丈夫じゃろ。ちうっかアレだよな、俺の言う事全然信用してねぇよな、君ら」
はつね「え? あ、あは、あはははは(^^;」
かえで「・・・ごめん、なさい」
へむ2「いいんじゃけどさー。信じてくれなかったの、はつねちゃん達だけじゃ無いしー。つーか誰も信じてくれねぇんだ、これが(いじいじ)」
あずさ「・・・・・・(−− いや、そりゃ、今みたいに説明してくれれば少しは信じる気になったかもしれない可能性も無きにしもあらずだけど。でもアンタ、あの時は寝ぼけてたじゃない。本気で」
猪名川「何聞いたかて生返事やったくせに。何を信じぃ言うんや、一体」
へむ2「しょーがねぇべ? 眠くておまけにさっきも言ったよにぶっ倒れ寸前じゃったんじゃから。つかさー、そんな風に俺のモードが切り替わってない時点で少なくとも五秒十秒、一分二分で死ぬよな状況じゃあない、と認識してくれんかね?」
あずさ「出来る訳無いでしょ(−−メ そんな寝言信じて、ホントに死んじゃったらどうすんのよ」
へむ2「・・・これでも、自動モード切替は職業柄培われた第二の本能なんじゃけどなあ。まあいいやー。ほな、行ってきまー」
あずさ「はいはい(−− ちなみに今週は私もこっち残るからね。由宇と二人で行ってらっしゃい」
猪名川「え。うちだけかいな?」
あずさ「アンタだけ(−− こっちの事は任せて、行ってらっしゃい」
猪名川「・・・うちかてあっきーの事気になるんやけどなあ。まあええわ、ほななー」
* まあ、昨日お風呂の後ちょっと着替えに手間取っちゃって湯冷めさせちゃったのかなー、とか。夜はエアコン切ってたんで部屋が暑すぎたのかなー、とか。色々反省点はある訳ですが。
* ・・・まあ、反省は次回に活かしましょう。と、自戒するおにーさんでございました。まる。
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* 昼。
* 働きー。
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* 夕方。
* 今日はお仕事長め。まだまだ働きー。
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* 夜。
* さて。とりあえず。
*
猪名川「なあ。うち、朝からずっと考えとったんやけど」
へむ2「にゅ? 何をな?」
猪名川「やっぱ朝の、あんたが悪いわ」
へむ2「・・・いきなりだなあ、おい」
猪名川「やってせやろ? あんたがきちんと言う事言うとったら、それで済んだ話なんやし」
へむ2「にゅう。まあそらそーかしれんけど。やけどあん時は眠かったし気持ち悪かったんやて。すっごく」
猪名川「あの時はせやったかしれんけどやー。そうなる前に一言、どこに注意すればええとか、いざつー時はどないしたらええとかやなー。たとえばや、赤ちゃんの無呼吸は軽いもんやったら心配無いー、いうの、あんたの嫁はんやみんなにちゃんと言うたんか?」
へむ2「・・・あれ? 言ってなかったっけか?」
猪名川「少なくとも聞いとらん。うちは」
へむ2「・・・あれれれれ? そか。いや、何か言った気がしてたよ、俺」
猪名川「気ぃだけやろ。やからや。やっぱ、あ・ん・た・が・わ・る・い」
へむ2「うにゅう。むー」
猪名川「とりあえず、や。今からでも遅うない。家に電話して、言わんといかん事言っときー」
へむ2「にゅう。まあ、元々電話はするつもりだったんでそりゃ構わんのですが・・・ふむ。色々あるけど、何と何を言っとくべぇかなあ」
* とゆー訳で、家に電話して、っと。まあ、一度に言ってもパニくるじゃろから無呼吸関係の事と、万が一の場合の人工呼吸法の話なぞ。
*
へむ2「・・・うん。うん。とりあえず注意事項はそれくらい。おけ?」
まるち「『はい〜(^^) 了解いたしました〜』」
へむ2「ん。後ね、まるち・・・も、そじゃけど、みんなに伝えといて。多分緊張しとるじゃろけど、いいからリラックスすれ、って」
まるち「『は、はわ?(^^;』」
へむ2「緊張してるとあー坊にも緊張が伝わるのでよろしくない。なるべく落ち着いてリラックス。な?」
まるち「『あ(^^) はい〜、分かりました〜。頑張ります〜』」
へむ2「や、だから頑張らずに力を抜けと。たとえばカニ子みたいに」
カニ子「『んー? 今、何か呼んだカニか?』」
へむ2「呼んでないので気にするな。朝、あの騒ぎにも気付かずぐーすか寝こけてたカニ子や」
まるち「『はわ(^^; あ、あの?』」
へむ2「と。カニ子に伝えといてくれい。まるち」
まるち「『はわっ!? あ、いえ、あの、ええっと〜(^^;』」
カニ子「『・・・ひょっとして悪口言われてるカニか? 私、今』」
まるち「『あ、い、いえ。あの、そ、そういう訳では〜(^^;』」
へむ2「じゃ、後はまかせた。よっろしっくねー☆」
まるち「『は、はい(^^; あの、はい、ですけど、あの〜』」
へむ2「うい。んじゃねー(ぷち) つー訳で、電話したよ?」
猪名川「・・・いや、聞いとったけど。また、ろくでもない終わらせ方しよったなあ」
へむ2「まあ、向こうにゃみんながいるから適当にとりなしてくれるよ。それにまあ、カニ子騒がせときゃみんな、余計な事気に病んでる余裕も無くなんだろ」
猪名川「む。まあ・・・そかもな」
へむ2「今朝方の騒動で、やっぱみんな余計に気ぃ使ってるじゃろからなー。ま、カニ子とまるちにゃあ悪かったけど、でも、これで緊張がほぐれるなら安いもんさー」
猪名川「むう。まあ、ええか。そないな訳やったら」
へむ2「うい。じゃあそーゆー事で、俺はもう寝る。今朝は早かったし、明日もやっぱ早いですからなー」
* て事で。あ、ちなみにすたじお緑茶でトップページやら秘密の部屋やらが更新されとります。<ぐる>なんで『いな☆こい』なのかは、よー分かりませ・・・あ、原画家さん繋がりか。なるほど(笑)
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* にゅ。
* ほであお休みなさい。ぐー。